パートシングルマザーの脱出計画

寿命が尽きるのが先か金が尽きるのが先か。40代後半低層系中年女子が、目指す生活を手に入れる。

【起立性調節障害】子供が急に朝起きられなくなったら疑って欲しい

中学生くらいの思春期の子供に起こりやすい、起立性調節障害とは?

 

最近急にうちの子朝起きられなくなった…

 

思春期のお子さんが、取り立てて原因もなくある日から起きられなくなったら、

「起立性低血圧」の可能性を疑って欲しいんです。

 

気圧に弱いので、ちょうど今の季節、梅雨〜夏に症状が酷くなりやすいです。

 

怠けではないので、自力ではどうにもできません

適切な治療と対策が必要です

 

こんばんは、パートシングルマザーまつりです。

今日は普段と打って変わって、真面目な記事を書きますので、「起立性調節障害」についてご存知ない方は頭に入れていただけると幸いです。

興味のない人はここまででもいいから頭に入れて欲しい

 

息子は突然起きられなくなり不登校になりかけた【原因不明】

それは4年前のこと、当時息子中学3年生の5月です。

 

少し前から、朝なかなか起きれないな、と思っていましたが、自分の諸事情で頭いっぱいだった私は、

きっとモンハンのやりすぎだろう

くらいに思っていました。

 

ある日、突然起こしても全く起きられなくなりました。

ほどなくして、学校に行きたがらなくなり、

起こして無理に行かせると学校に行くふりをしてサボるようにまでなり、

 

家にいても寝てるか、

文字通り空虚な目をして無言でゲームをずっとしていました。

ゲームをずっとしてるのは昔から今まで同じだけど笑

 

 

 

起立性調節障害の存在を知り救世主に救われる

困った私は、当時普段使いのSNSに書き込みました。

 

すると、偶然!!

仲良くしてもらってるフォロワーさんの中にお子さんが起立性調節障害の方がいらして、

起立性調節障害かもしれないから病院で検査したほうがいい」と教えてくれました。

 

え…

 

不登校がちで朝起きられないのが、病院…?

 

もたもたしている私に他のフォロワーさんも強くお勧めしてくれたため、信頼してる2人の言うことなら、と息子をまずはかかりつけの小児科に連れて行くことにしました。

 

話を聞いたお医者さんは、近くの総合病院に紹介状を書いてくれ、しばらくして検査に行きました。

 

そしてあっさり起立性調節障害の診断が下りる

検査は、横になった状態からしばらくして立って、血圧やらなにやら測っていました。

 

特におかしくは見えないけどなぁ…

 

しばらくして息子と呼ばれました。

 

血圧の下が40ですから起立性低血圧ですね、今まで大変だったでしょう

 

お医者さんに言われるほど、息子は大変だったのか…

 

「起きる時に、血圧が上がらないので心臓が頑張って負担がかかっている状態です」

 

心臓への負担は大丈夫なんですか?!💦」

 

そんなにどうこうなるような負担ではないそうですが、朝と寝る前に、昇圧剤を服用することになりました。

この時のこと、後々まで病院に行くの渋ると息子に言われるのよね、「実はあの時みたいに大変かもしれないじゃん」って。

 

そもそも起立性調節障害(起立性低血圧)とは??

 

起立性調節障害とは、自律神経系の異常によって起きる障害です。とくに小学校高学年~中学生の第二次性徴期という、身体の様々な機能が大きく変化する時期に起きやすいと言われています。 

これまでは成長の過程として考えられていましたが、近年は重症の起立性調節障害では、上半身や脳への血流低下が障害されて、不登校やひきこもりを引き起こす原因になると分かっています。思春期で心身症と診断された7割ほどが、起立性調節障害だと言われており、発症の頻度が高い病気です。 

(大阪メンタルクリニックのサイトより引用)

 

ここですよ。

血圧の低下により、身体がだるくて眠い上に

 

意欲まで低下するんです。

 

息子はこの時高校受験を控えた中3内申書の成績が決まる重要な時期でした。

 

そんな時の不登校なりかけ

 

成績は急降下、中2の終わりには上の下くらいの高校を目指していたはずなのに、

 

行ける高校がない、と

当時の担任に面談で言われました。

 

 

 

起立性調節障害の症状

立ちくらみ、めまい
立位時に吐き気、倒れる
少しの動きで動悸や息切れ
朝起きられない
午前中の調子が悪く、午後に良くなる
顔色が青白い
食欲不振
イライラ
疲れやすい、倦怠感
頭痛や腹痛
手足の冷え
夜に目がさえて眠れない、昼夜逆転
集中力や思考力の低下
乗り物酔いしやすい  

(大阪メンタルクリニックのサイトより引用)

 

ここですよ。

朝起きれない分昼夜逆転しやすいので、ますます起こして学校に行かせることが困難になります。

 

ストレス要因も大きい

学校生活や家庭生活における心理社会的ストレスの影響を受けやすく、ストレスが強くなると症状が強まり、ストレスが軽くなると症状が軽くなります。 

(大阪メンタルクリニックのサイトより引用)
 

息子の起立性低血圧と不登校は、

中2の時からの学校での人間関係(コミュニケーション能力が低いことによるトラブル)が原因でもあったようで、

 

学区外の高校に進学したことにより、(あとひょっとしたら父親と離れたことにより)良い人間関係が構築されたようでみるみる軽快していき、入学後2年位で寛解として投薬は終了しました。

 

偶然の知識によって助けられていなかったらどうなっていたか

友人によって、発症から2ヶ月ほどで原因が判明したおかげで、不登校も定着する前に改善し、苦労してもなお当初の予定よりだいぶ低いレベルの高校に進学しましたが、

 

そのおかげでクラストップになり、

推薦で当初の予定より良い大学に進学できました✨✨

驚きの大逆転

 

あと数ヶ月遅かったら、最悪中学卒業も危うかったかもしれません。

ましてやいっぱしの大学生になれるなんて当時は思ってもいませんでした

 

だから。

 

世の中で誰か間に合わない可能性のある人に1人でも伝わればいいなと思いました。

 

 

めーっちゃ苦労した、起立性低血圧男子と二人三脚の高校受験の話はまたシリーズ化して書きます(≧∀≦)

↓書きました

matsuri211.hatenablog.com